私はナスにとても愛着があって生産特化しています。「大きいのに、びっくりするぐらい軟らかい」というのがうちの自慢で、市場でも大きな評価を得ています。ナスは時間をかけて大きくすると、実の部分がどうしても硬くなってしまうのですが、うちの場合、土にたっぷり肥料を与えて短期間で大きくするようにしている点がポイントです。永年の研究の成果で、今では全国から視察に来ていただくほどです。さしずめ、こだわりのナスづくりです。江戸東京野菜の「寺島なす」を後世代に残すため、2009年からチャレンジしています。卵型のナスで少々小ぶりですが、肉質がしっかりしており、油で揚げたり炒めたりすると最高ですよ。