私のところでは妻、息子、ボランティアさん2名が加わり5名で栽培収穫を頑張っています。
農業歴40年になりますが、うちいちごに取り組んでいるのは15年です。15年間で女峰やアイベリーなど数品種にチャレンジしたものの、味と収穫量でとちおとめが一番よかったので、試験的に作るものを除けば今はとちおとめ一品目を作っています。
いちご以外ではトマト・ブロッコリー・カリフラワー・キャベツなどを作っており、地元の直売所や学校給食中心に出荷しています。
いちごに関しては最近、作業効率、収穫量の多さ重視で高設栽培が増えていますが、私は味を最優先で栽培していますので地べたを這わせて土耕栽培を続けています。土の栄養をたっぷり吸ったいちごは味が全く違います。土耕栽培では土を乾燥させてはいけませんので、液体肥料を毎日土に投入し、乾燥しないよう細心の注意を払っています。
美味しいいちごをつくるために特別に土や葉にステビアを与える栽培法を、いちごが元気になり、病気が発生しにくくなるよう酸素と炭酸ガスをハウスに入れる手法にも取り組んでいます。こうした工夫で味も収穫量もアップさせています。