直径2cm程の細い人参で、昔の人参のルーツを引く紫人参です。人参の色と言えばオレンジ色、というのは実は18世紀ごろからのお話で、それ以前は赤や黄色、白、紫などの人参が一般的に存在していました。
包丁を入れると中はオレンジ色で、外側の紫色は寒くなると色味を強く表すアントシアニンです。甘みが強く(糖度10度程度)、黄色人参同様人参独特の香りが薄いので、スティックサラダや薄くスライスしてツートンカラーを活かしたサラダなど、生で食べるのに適しています。 煮て食べる場合は、紫色が抜け出て他の食材や汁物を染めたりしますので注意が必要です。