しんとり菜は唐菜(唐人菜)、ちりめん白菜などと呼ばれるアブラナ科の野菜です。周りの外葉は採らずに、中のやわらかい芯の部分だけを収穫して吸い物などに使っていたので、いつのまにか「しんとり菜」と呼ばれるようになったようです。生でも火を通しても歯触りが良い事から、中国野菜が出回る前までは中華料理の炒め物やスープの具として使われていた高級食材でした。繊細で美しい黄緑色の葉でサラダ菜としても食べられます。